【解決!】火災保険、ハザードマップをチェックすると保険料を節約できるかも
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 火災保険と一口に言っても・・・
- 火災保険は火災だけが対象じゃない
- 自然災害でも対象になることも
- ダメージがあるときは損害額がデカイ
この記事を書く私は、平成5年(1993年)から、奈良・大阪で事業活動や日々の生活におけるさまざまなリスクに対応する損保の専門家として28年、ここ10年は、資産形成のサポートやアドバイスもしています。
本記事ではお仕事や生活の基盤である、財産を”まさか”から守るための火災保険のチェックポイントをわかり易く解説します。
一口に火災保険といっても・・・
まず、本題に入る前に大切なことがあります。
それは、なぜ火災保険に入るのですか?ということです。
それは大切なマイホームなどが災いに遭った時に、1日も早く原状回復するためですよね。
では原状回復しなければならない時ってどんなことが起こった時でしょう?
速攻で思い浮かぶのが火事ですよね、しかし・・・・
火災保険は火災だけ?
火災以外でも支払い対象になる場合も結構あります。
順に解説していきます。
1:火災
火事は本当に怖いですね。大切な財産もだけでなく、思い出までも持って行ってしまいます。
また、となり近所からの”もらい火”の場合もあります。「うちは火事なんて出さないから!」といくら気を付けていてもこればっかりは防ぎようがありません。
しかも、火元の人に重過失が無い場合は、賠償請求もできないルールになっているので、”自分の身は自分で守る”必要があります。
2:落雷
落雷が原因で火災になることもあります。また、火災にまで至らなくても、近所に雷が落ちるとその衝撃で電化製品などが壊れることも結構あります。辰巳のお客様で、実際に近所への落雷で給湯器が壊れたり、インターネットのルーターや電話機、クーラーが壊れて、保険金でお役立ちしたことがあります。とても喜ばれましたよ。
3:破裂・爆発
2018年に札幌で、スプレー缶のガス抜き中に大爆発事故が起きたのは記憶に新しいところです。カセットボンベの取り扱いには十分に注意が必要です。
4:水災
近年、水害による被害が多発していますね。異常気象で想定を超える大雨が頻発しています。小さい川でも氾濫すると、たちまち付近の建物は被害に遭います。そして、そのダメージは深刻です。
2021年、熱海で土石流が発生して悲惨な事故になってしまいました。この土石流も水災の支払い対象になると思われます。
ただし、被害の程度(地面から○○センチ以上の浸水という風に、火災保険によって支払い条件が異なりますので注意が必要です。
5:風災・雪災
毎年、お客様から相談を受けるのが台風や突風による被害についてです。
2018年に関西を直撃した台風21号の時は、十数件の被害報告に1000万円以上の保険金をお届けしました。本当に大変でしたが、「助かったよ~」と喜んでいただけました。
さて今年は台風の接近は多いのでしょうか。しかし台風だけを気にしていてはいけません。
冬の嵐や、天気の急変による突風や竜巻にも注意が必要です。
2021年夏の風災受付第1号は、なんと辰巳自身だったんですよ(;^ω^)。弊社事務所の玄関に取り付けていたサンシェードが、突風で見るも無残な形になってしまいました。おかげさまで、保険金請求をして損害額のほぼ全額が支給されたので補修することができました。
ただし、この風災に関しても、保険によって自己負担額が設定されているものがあるので、必ずチェックをしましょう。
6:その他の汚損・破損
上記5つの要因の他に、日常生活の中で不測かつ突発的な事故による損害も、火災保険で補償される場合があります。例えば、部屋の模様替えをしようと家具を移動していた時に、誤って壁などに損害が発生した場合などです。
この項目もまた、ご契約の中に含まれる場合とそうでない場合があるので、保険証券を皿をなめるように、よ~くチェックしてくださいね。
ハザードマップをチェックすると保険料を節約できるかも
上記の4:水災 5:風災 6汚損・破損 の項目は必要に応じて付けたり外したりできる項目です。
特に水災は補償から外すと保険料がかなり節約できます。
しかし、
「もしも外して水災の被害が実際にあったら補償されないんでしょ?」
はい、おっしゃる通りです。もしも・・・心配ですよね。
そんな時はお住まいの地域のハザードマップを確認してください。水災だけでなく、様々な自然災害に対しての情報が満載なんです。
このハザードマップをご覧になって、水災の補償を外すかどうかの判断をされたらいいです。
大きな災害があった時に、地元の人にインタビューしていますよね。「何十年も住んでるけど、こんなことは初めてじゃ」とおっしゃってます。しかしそんな場所でもハザードマップを見ると危険地域だったってことは珍しくないのです。
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」をご覧くださいです。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。
保険料だけの問題ではない
このハザードマップをチェックすることは、保険料の節約にもつながりますが、もっと大事なことは災害等のリスク管理を日ごろからやっておく必要があるということです。
そして、しっかりとリスク管理をするには、ライフプラン表を作っておくことなんです。
ご自身と大切なご家族が、幸せを積み上げていくという未来予想図を描き、
その中にもしも災害にあってしまった場合にどのように対処し、どのように元の生活に戻すのかということを織り込んだライフプラン表を作って、何にリスクヘッジするのか決めておきましょう。
ライフプランの作り方については、
【効果あり】4人家族向けに「ライフプラン表作り」を解説する(実例付き)
を参考になさってください。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。